納骨堂に遺影を置くことはできる?遺影のサイズ・選び方も解説
納骨堂には、どのようなイメージがありますか?行ったことがない方はイメージがわきにくいのではないでしょうか。納骨堂は、その名の通り、故人の骨を納めるところになります。今回は、そんな、故人が眠る場所、納骨堂に、故人の写真を飾ることができるのか、遺影のサイズや選び方も合わせて見ていきましょう。
納骨堂に故人の写真を飾ることはできるのか
大切な人が亡くなる、それはとても悲しいことです。そうなった場合に、故人の骨はどこに納骨しますか?近年は、納骨できる場所や、種類などが増え、さまざまな所で納骨が可能になっています。なかでも、納骨堂は費用面や管理面から管理しやすく、価格もお墓に比べ安価だと人気となっています。
納骨堂は、基本的に室内にあるため、天候を気にする必要もありません。室外のお墓の場合は、天気も考慮して、参拝する必要がありますし、お墓の周りの草を取る作業や、お墓を洗うといった作業が発生します。こうした、管理の面からも、納骨堂を選ぶ方が多くいるのです。
では、そんな人気の納骨堂ですが、故人の写真を飾るといったことはできるのでしょうか?お墓では、故人の好きなものを供えたり、花を供えたりします。納骨堂も、同様に、供えることは可能ですが、その中でも、写真を飾りたいという方も多いのではないでしょうか。写真は、故人を思い出すのに、最適で、あたかも故人がそこで生きているような感覚にもなれるので、飾りたいと思う方が多いのが現状です。
日本では、最近になって普及してきたため、あまりイメージがわかないという方もいますが、韓国などのドラマでは、納骨堂に故人の写真が飾ってあるというシーンをよく目にします。納骨堂で、想いをはせる、そこに故人の写真がある、そんなシチュエーションが王道になりつつあるのです。
飾ってもよいかどうかは納骨堂の形式によって異なる
納骨堂に故人の写真を飾りたいといっても、勝手に飾るわけにはいきません。納骨堂といえども、さまざまな種類があります。仏壇が横並びにずらりと並んでいる仏壇型の納骨堂、ロッカーのように並んだ棚に納骨するロッカー型納骨堂、墓石をお墓のように並べた墓石型の納骨堂などあります。
その他にも、自動搬送式の納骨堂や、位牌のみを並べた、位牌型納骨堂、合葬型納骨堂などがあります。納骨堂と一概に言っても、さまざまなタイプがあるのです。どの納骨堂も室内であれば、写真を飾ってはいいのではと思うかもしれませんが、納骨堂には、納骨堂のルールがあります。そのルールに沿って飾るのか、飾れないのか、判断しましょう。
詳しく明記がない場合には、納骨堂に確認をしましょう。比較的、ロッカー型では、写真を飾れることが多く、そのスペースを故人の好きなもので飾るなど、自由にできる場所もあります。写真を飾りたい、故人の好きなものを飾りたい、そのような場合には、あらかじめ、そういった納骨堂を選ぶようにしましょう。また、故人の中には、あらかじめ自分で納骨場所を購入している場合もあります。その場合は、故人の意見を尊重することが大切です。
ぴったりな遺影のサイズ・選び方
納骨堂に写真を飾ってよいとなった場合、写真の選び方も大切になってきます。まずは、サイズが大切です。どんなにいい写真でも、納骨堂に飾れるサイズでなければ意味がありません。なので、納骨堂に写真を飾る場合には、一番初めにサイズを確認しましょう。
そして、遺影の選び方ですが、写真は、故人らしい写真を選ぶのが一番です。もちろん、人によって故人へのイメージは異なりますが、故人が一番輝いている写真を選びましょう。そして、故人の写真の画質もなるべくよいものがおすすめです。画質が荒すぎると、せっかくの写真が少し残念なものになってしまいます。また、背景にも気を配る必要があります。
近年は、画像の修整技術も上がり、背景もきれいに修正できますが、背景に人物が写っていたりすると修整が必要になります。背景が人物ではなく、思い出の場所などの場合は、それもよさにつながるので、修整が不要になります。
また、遺影の写真に適した時期ですが、1年~5年前までを目安に選ぶとよいでしょう。あまりにも前過ぎると、故人をイメージできないという事態になりかねません。そういったことにならないように、なるべく直近で、よい写真を選びましょう。
また、遺影とは別に、故人の輝いていた時代の写真を飾りたいというのであれば、それも故人に思いをはせる、とてもよいものになります。近年は、終活として、遺影撮影を行う方もいます。そういった方は、故人の思いをくんで、撮影した遺影を飾ってあげましょう。
まとめ
納骨堂に写真を飾りたい場合は、納骨堂に写真が飾れるのかを確認しましょう。飾れるのであれば、サイズも確認する必要があります。遺影とは別に、写真を用意する場合は、思い出の深い、故人らしい写真がおすすめです。また、遺影だけではなく、他にも飾りたいものがある場合も、納骨堂に確認し、飾りましょう。遺影があまりにも大きいと、他のものが飾れなくなってしまうので注意が必要です。故人を思う気持ちは、故人にもしっかりと届いています。納骨堂で遺影と一緒に、故人の安らかな眠りを参りましょう。