神戸市でおすすめの納骨堂22選!口コミで人気の業者を厳選しました。

自動搬送式納骨堂の特徴!注意したい点も紹介

公開日:2021/08/01  最終更新日:2021/08/04


お墓の中でも最先端をいく「自動搬送式(マンション型)納骨堂」をご存知でしょうか。都心部に広まりつつある、入館も参拝も機械制御され、遺骨はバックヤードから自動搬送されてくるという画期的な納骨堂です。今回の記事では、自動搬送式納骨堂のメリット・デメリット、注意点などを紹介します。しっかりチェックしましょう。

自動搬送式納骨堂を利用するメリット

まず、自動搬送式納骨堂のメリットを見ていきましょう。

1つ目は「跡取りがいなくても利用できる」という点です。このタイプの納骨堂の多くは、家族やお参りに来る人がいなくなった時に、家族に代わって施設の管理人が供養を続けてくれる「永代供養」の費用が初期費用に含まれています。そのため、お墓の後継者がいない方や、今後いなくなる可能性がある方でも安心して利用でき、「墓じまい」をする必要もありません。

2つ目は「手ぶらでお参りができる」という点です。一般的なお墓なら、お供物のお花や線香、お墓を掃除するための水をくむ手桶や柄杓を自分たちで用意して持っていかなければいけません。しかし、自動搬送式納骨堂の多くはお花や線香を施設側で用意してくれて、なおかつお墓の掃除も費用に含まれているので自分たちでする必要がありません。歳をとって重いものを持つことや、夏の暑い日や冬の寒い日にお墓参りに行くことが困難になってきても、自動搬送式納骨堂であれば安心です。

3つ目は「アクセスが良好である」という点です。自動搬送式納骨堂は、一般的なお墓では考えられないような好立地にあります。たとえば東京の場合なら、新宿や赤坂などに霊園がありますが、このような一等地にお墓を建てるとなると永代使用料はかなり高額になり、そもそも土地が不足しているという面で難しいでしょう。

となると、普通は車でしかいけないような郊外だったり、階段を登ったりしなければいけないような場所にお墓を建てざるを得ないことが多くなります。しかし、自動搬送式納骨堂なら、高齢になっても電車などの公共交通機関で行けるような場所にお参りできます。

自動搬送式納骨堂のデメリット

次に、自動搬送式納骨堂のデメリットを見ていきましょう。

1つ目は「納骨できる遺骨の数に限りがあり、安置期間を過ぎると合祀になる」という点です。一般的なお墓であれば、骨壷をいくつ入れても基本的に問題ありませんが、自動搬送式納骨堂は骨壺を入れられる数が決まっています。

また、自動搬送式は安置期間が設けられており、その期間内で遺骨は骨壷にしまわれ供養されますが、期間を過ぎると個別に管理している遺骨や骨壷が合祀墓へ移され、他の骨と一緒に埋葬されてしまいます。先祖や家族だけの個別のお墓がよいと考える方にとってはデメリットに感じられますが、墓じまいをする必要がないということにもつながるため、メリットと捉える方もいます。

2つ目は「機械の不具合や停電に弱い」という点です。コンピューターが故障や不具合をきたした場合はお参りができません。また、建物の老朽化による改修工事などもこの先行われるでしょう。こういった事態が起こった時どのような対応になるのか、事前に施設に確認しておきましょう。

3つ目は「お参りのシーズンに混み合う」という点です。自動搬送式納骨堂は、お墓参りのシーズンに混み合うことが多いです。参拝できる場所が限られているため順番待ちになり、参拝スペースに入るまでに時間がかかってしまう場合があります。そのため、お参りの時期をずらすなどの工夫が必要になります。

また、一般的なお墓であれば、誰でもいつでも霊園に足を運べばお参りできますが、自動搬送式納骨堂はICカードを持っている人でないとお参りできません。家族が多かったり、遠い親戚もお墓参りしたりする家庭の場合はこの点に注意が必要です。

自動搬送式納骨堂の費用相場は?

自動搬送式納骨堂の費用相場は、初期費用が50万円〜150万円ほどかかり、また年間1万円ほどの管理費が必要となります。初期費用の相場は収骨できる人数や参拝スペースのグレードによって変動し、中には200万円を超える場合もあります。

一般的に納骨堂は墓石を必要としないため安価であるといわれていますが、自動搬送式の場合は最新技術が駆使されていたり、アクセス良好な場所に建っていたりすることから、場合によっては一般墓と同程度の価格になることもあります。

初期費用に含まれているものとしては「永代供養」「銘板・文字の彫刻」「遺骨収蔵厨子」「ICカード」「法名の授与」の5つが一般的です。管理費は、最新のコンピューター機器の管理や、休憩施設等を清潔かつ安全に保つためにも必要となる維持費だと考えられます。

 

自動搬送式納骨堂のイメージが少しつかめたのではないでしょうか。魅力的なメリットがある反面、システムが独特であるがゆえに注意しなければならない点があることもわかりました。各家庭によって何を重視するかはさまざまなので、費用面もあわせてよく考えてから選ぶようにしましょう。

おすすめ関連記事

SEARCH

NEW POST

投稿日 2023.09.11
【詳細】 寺院名:株式会社神東社 住所:〒651-0067 神戸市中央区神若通2丁目2番6号 TEL:078-222-2222 神東社は、葬儀から納骨までのトータルサポートがうけられる会社で
続きを読む
投稿日 2023.09.15
納骨堂は、どれくらいの収容力があるのでしょうか?また、骨壺が満杯になった場合、どのような対応がされるのでしょうか?疑問に思っている方もいるでしょう。納骨堂には故人の周りにいることができないた
続きを読む
投稿日 2023.08.15
納骨堂には、どのようなイメージがありますか?行ったことがない方はイメージがわきにくいのではないでしょうか。納骨堂は、その名の通り、故人の骨を納めるところになります。今回は、そんな、故人が眠る
続きを読む
投稿日 2023.07.15
一昔前はだれかが亡くなって遺骨になるとお墓に埋葬するのが一般的でしたが、最近ではお墓の跡継ぎがいない場合や、維持管理していくことが難しいと考え、お墓に埋葬せずに納骨堂におさめることを選択する
続きを読む
投稿日 2023.06.15
骨壺は大切な故人のお骨を納めるアイテムです。一言で骨壺といっても、サイズや種類はさまざまなものがあります。基本的にはお墓や納骨堂などに納めることが多く、製品によって価格帯も幅広いため、どのよ
続きを読む
投稿日 2023.05.15
家族が急逝したときや、お墓の手配がすぐにできなかったとき、一時的に遺骨を預かってもらえると助かります。そんなときに利用できる制度が、納骨堂の一時預かり供養です。今回は、納骨堂の一時預かりの費
続きを読む
投稿日 2023.04.15
葬儀の際、故人には戒名が付けられることが一般的です。しかし、近年は戒名を付けない方も増えてきました。また、戒名の付け方や費用についても、知らない方は多いと思います。そもそも、戒名は必要なので
続きを読む
投稿日 2023.03.15
お墓に関して、誰がどの墓に入れるのかなど法律的には決まりはありませんが、親族や血縁のみが入れると管理規則に定められていることが多いため、基本的には家族と一緒の場所に入ることが多いのが現状です
続きを読む
投稿日 2023.02.15
亡くなった方を供養するためにあるお墓ですが、ライフスタイルや供養の考え方の変化により、墓じまいして永代供養したいと考える人が増えてきます。その中でも、遺骨を収納してくれる建物として注目されて
続きを読む
投稿日 2023.01.15
護持会費をご存じでしょうか。寺院墓地へお墓や納骨堂を持っている人が支払う墓地管理費です。寺院や宗派などにより金額は異なりますが、年間で支払うのが一般的になります。法要などがあればお布施として
続きを読む