生前に納骨堂を購入するのはアリ?具体的なメリット・デメリットを知ろう!
最近生前整理やエンディングノートが広まりつつあるため、早くから生前整理や自分の墓地について考え始めている方もいるのではないでしょうか?生前から納骨堂を購入するのはアリなの?という疑問をお持ちの方のために本記事では、生前の納骨堂の購入について解説します。早めに購入しておくかで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
そもそも納骨堂の生前購入とは?
自分の人生の終わりを考える終活と呼ばれる活動が一時期流行したこともあり、自分で自分の納骨堂を購入する行ためが珍しくなくなってきています。納骨堂の生前購入とは、その名前の通り自分の死後に自分の遺骨を入れる納骨堂を、生前から購入するという行動です。
本記事では、自分が死を迎える前にあらかじめ納骨堂を購入することのメリットとデメリットを詳しく解説します。購入を迷っているという方は、ぜひ参考にしてください。なお、違いを理解していないという方が多いですが納骨堂とお墓は別物です。違いは遺骨を納める場所にあります。納骨堂を利用する場合は納骨堂と契約し遺骨を納め、お墓を利用する場合は墓地を購入し遺骨を納めます。
生前に納骨堂を購入するメリット
自分が生きている段階から納骨堂を購入する行ためが珍しくなくなってきていますが、生前に納骨堂を購入しておくことにはどんなメリットがあるのかご存知ですか?ここでは、生前から購入することのメリットについて詳しく解説します。納骨堂を購入するか迷っているという方は、ぜひ参考にしてください。
自分の希望が通せる
自分が生きている段階から購入をする場合、自分がまだ生きているため、確実に自分の好みの納骨堂を購入できるというメリットがあります。自分の死後に残された家族に納骨堂を決めてもらう場合、家族の好みの納骨堂になるか、費用などの面で選ばれてしまう可能性が高いです。自分の遺骨を入れるのだから納骨堂にはこだわりたいと考えている方は、自分が健康な時期に納骨堂を購入することがおすすめです。
残された遺族の金銭的な負担を減らせる
自分の死後に残された家族に負担をかけたくない、自分の遺骨の管理で揉めてほしくない、と考えている方が多いのではないでしょうか?納骨堂を生前に購入すると、残された遺族の金銭的な負担を減らせるというメリットがあります。納骨堂は生前であれの自分で購入することも可能なため、死後に家族に購入してもらうよりも家族の金銭的な負担を減らすことができます。金銭的な問題は家族間であっても、だれが負担するのかで大きなトラブルに発展する可能性が高い問題です。自分の死後の家族のことが心配だと考えている方は生前に納骨堂を購入してみてはいかがでしょうか?
相続税の節約になる
あまり知られていませんが、納骨堂を生前に購入することは、相続税の節約につながるというメリットがあります。相続税対策をしたいと考えている方は、購入を検討してみてはいかがでしょうか?
遺族がいなくても問題ない
これは遺族がいないという方だけのメリットとなってしまいますが、早い段階から納骨堂を購入しておくと、自分の死後に遺骨をその納骨堂に納めることができるというメリットがあります。
生前に納骨堂を購入するデメリット
ここではあらかじめ自分で購入することのデメリットを解説します。生前に納骨堂を購入する事にはメリットが多いですが、少なからずデメリットも存在しています。購入する前にデメリットもしっかりと把握しておきましょう。
生前から費用が掛かる
生前に納骨堂を購入した場合、納骨を行う前から使用料などの費用を支払わなければいけないケースが多いです。そのため、自分の何回忌まで納骨堂を利用すると利用期限を決めていたとしても、自分の死後に納骨堂を購入するよりは多くの費用が必要になります。
公営の納骨堂に入れる可能性が低い
公営の納骨堂とは、役所などの公共団体が管理運営を行っている納骨堂のことです。公営の納骨堂では、手元に遺骨があることが納骨のための条件の一つになっているケースが少なくありません。そのため、亡くなる前から購入を行う場合は、公営の納骨堂に納骨できる可能性はとても低いです。なお、公営の納骨堂は人気が高いため、手元に遺骨がある状態だったとしても確実に納骨できるわけではありません。
納骨堂を生前購入する際の注意点
ここでは納骨堂を自分が生きている段階から購入する際の注意点について解説します。何も考えずに購入してしまうと、購入した後で後悔することになるかもしれません。これから納骨堂を生前購入しようと考えている方は、購入する前にぜひ一度ご確認ください。
相談する
生前購入する際は、必ず自分の死後に残る家族と相談しましょう。納骨堂をあらかじめ購入し、管理費などを先払いしていたとしても支払いの途中で自分が亡くなってしまうと、家族に迷惑が掛かってしまう可能性があります。絶対に家族に迷惑を掛けないと考えていたとしても、自分の死後には何が起こるかわかりません。購入の際はできる限り家族と相談しましょう。
理解してから購入する
納骨堂は衣類のように買い切り価格で購入できるわけではありません。大抵の場合は、利用期間に応じた使用料を支払う必要があります。そのため、適当に購入すると想像していたよりも費用がかかってしまう可能性があります。後々後悔しないためには、早い段階から購入することのメリット・デメリットを理解し、さまざまな納骨堂を比較検討してから購入することが重要です。
まとめ
本記事では、納骨堂を自分が亡くなる前に購入することについて解説しました。いかがだったでしょうか?納骨堂を自分が生きている段階から購入することには、少しですがデメリットも存在しています。メリットとデメリットをしっかりと把握して、自分だけでなく家族と相談して生前購入を行うかどうか決めるようにしましょう。納骨堂を生前購入するかで迷っている方に、本記事が役立てば幸いです。