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護持会費って何?納骨堂に入るなら必ず必要ってホント?

公開日:2023/01/15  最終更新日:2023/02/02

護持会費をご存じでしょうか。寺院墓地へお墓や納骨堂を持っている人が支払う墓地管理費です。寺院や宗派などにより金額は異なりますが、年間で支払うのが一般的になります。法要などがあればお布施として金額を支払うため、護持会費とは異なるものになるわけです。では、護持会費とは何のためにあるのでしょう。解説します。

護持会費とはなんのためにあるのか

護持会費は檀家が支払うお寺の管理費です。寺院や霊園にお墓を持っている場合には支払う義務があります。お墓を持っていなければ不要の場合がありますが、寺院や宗派により異なるので問い合わせておきましょう。昔はすべての世帯が特定の寺院への所属を義務付けられていました。寺院の檀家とならなければいけなかったのです。

檀家は経済的に寺院を助け、寺院はその代わりに墓地を管理してくれる、お互いに共存し合って生活していた時代だったのですね。現在では寺院にお墓を持つ場合であっても檀家になる必要はないとされている場合も多く、公営や民営管理のお墓も増えました。では、徴収された護持会費がどのように使われているのか解説します。

墓地の清掃や手入れ

先祖のお墓は自分で掃除する必要がありますが、墓地や霊園全体の運営管理は寺院や霊園が行います。そのため、お墓参りに来る人に貸し出す掃除用具やバケツの購入、水道代などの備品や管理費に充てられ、墓地をきれいに維持していくために使用されるのです。また墓地の定期的な掃除や草むしり、植栽の伐採のために人件費が必要な場合もあります。

お墓の修繕費

寺院や霊園は墓地全体を管理しているため、墓石の劣化や亀裂があれば修繕費用に充てられる場合があります。自然災害での墓石の破損、定期的なメンテナンスにも使用されているのです。

納骨堂に護持会費は必要?

納骨堂はお墓とは違い、寺院や霊園の敷地内にある建物内で遺骨を管理する施設です。以前はお墓を建てるまで遺骨を一時的に収蔵するための施設でしたが、お墓の管理が難しい人やお墓を買うよりも料金が安い、などの理由から近ごろ注目されています。自分たちでの掃除が必要なく、天候にも左右されずにお参りしやすいのがメリットです。室内の納骨堂に護持会費が必要なのでしょうか、解説します。

お参りに必要なスペースをきれいに保つ

納骨堂は建物内にあるのが基本ですが、お参りに来た人のためのスペースやトイレ、休憩所の清掃やメンテナンスが必要になります。きれいに維持していくための費用というわけです。

管理するための人件費

掃除やメンテナンスにも当然、人件費は必要なのですが、お盆時期にはお参りに来る人が一気に増えます。スペースが混雑するほど人が集まる場合もあり、案内や誘導にも人出が必要になるのです。

機械のメンテナンス

納骨堂にはロッカー式や自動搬送式などさまざまな種類があります。とくに自動搬送式のような機械式になれば定期的にメンテナンスや点検の必要があるのです。納骨堂であっても維持管理していくために護持会費がとても大切なものなのです。

護持会費の支払いをめぐってトラブルになることもある

護持会費の支払いが原因でさまざまなトラブルが起きています。一例ではありますが、どのようなトラブルが起きているのか少し解説します。

護持会費の引き上げ

寺院や霊園の経営悪化や月日と共にお墓の劣化が進んだ場合には護持会費の金額が値上がりする場合もあります。たとえば近年では、不況により物価の高騰や人件費の値上がりは避けられない問題です。そのため値上がりしても仕方がないと判断できます。

しかし、一度の値上がりに誰からも声が上がらなかった場合には今後、再びの値上がりが強行される可能性もあります。寺院や霊園から値上がりの連絡が届いた時に値上げの理由が納得できない場合には声を上げてみるのもいい方法でしょう。

護持会費を支払う後継ぎがいない

寺院や霊園にお墓を持ったのに、後継ぎが県外で生活している、支払い能力がない、後継ぎがいないなどさまざまな原因からお墓を守れない問題が出てくる場合があります。少し前までなら長男がお墓を継承していくのが一般的でしたが、時代とともに変化しつつあるのです。とくに後継ぎがいない場合には、寺院や霊園側も護持会費を誰に請求すればいいのか分からず困る問題なのです。

そのまま未払いが続けば墓地の撤去を言い渡される可能性もあるため、もし、途中で護持会費の支払いが途絶えそうだと感じるのであれば、早めに護持会費を一括して支払うなど寺院や霊園へ相談してみましょう。

護持会費の滞納

護持会費の支払いが滞り、滞納が続けば墓地の使用ができなくなる可能性があります。もし墓地が使用できなくなれば、お墓は撤去され公営の無縁塚へ処分されるのです。無縁塚へ埋葬されれば遺骨は二度と取り出せなくなるでしょう。今後もし支払いが難しいと判断されるのなら、早めに寺院や霊園へ相談して永代供養墓への変更も考慮しておいた方がよいのです。

まとめ

護持会費について解説しましたが、いかがでしたか。護持会費は寺院や霊園の管理費のようなものです。寺院や霊園には、護持会費の支払いがない場合や承継していく人のいないお墓について、お墓の持ち主は申し出るようにとの立て札があります。それでも所有者が名乗りでなければお墓を撤去できるのです。撤去までの期間は寺院や霊園により違いますが、もし護持会費を滞納しているのであれば早めに支払うか、永代供養墓への変更をおすすめします。

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