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高セキュリティの納骨堂!自動搬入式納骨堂の仕組みや相場を解説

公開日:2024/12/15  

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近年、少子高齢化や核家族化によって、墓を守る遺族が不足する傾向にあります。そのため、永代供養を任せられる納骨堂が注目されているのです。納骨堂の形式のひとつとして、自動搬入式納骨堂があげられます。本記事では、自動搬入式納骨堂の特徴や仕組みを深堀して解説するので、供養で悩んでいる人の参考になれば幸いです。

自動搬入式納骨堂の特徴と仕組み

自動搬送式納骨堂は、近年増えつつある新しい形態の納骨施設です。

従来の納骨堂と異なり、参拝者が遺骨の収蔵庫におもむくのではなく、遺骨が自動的に参拝スペースまで運ばれるシステムを採用しています。都市部の利便性の高い場所に建設され、仕事帰りなどに気軽にお参りできるという利点があります。

納骨スペースを最小限に抑える

自動搬送式納骨堂の特徴のひとつは、納骨と参拝のスペースを分けることで納骨スペースを最小限に抑えていることです。

限られたスペースを有効に活用でき、都市部においても多くの施設が建設されています。また、ひとつの納骨堂で多くの遺骨を安置できるため、数千柱の遺骨を収容する施設も存在します。

専用ICカードで参拝

参拝者が自動搬送式納骨堂を訪れる際には、専用のICカードなどを用いて遺骨が収蔵された厨子が運ばれてきます。

そして、参拝ブースで厨子の扉が開くと、家名の入った銘板が現れ、参拝者は故人への思いを捧げることができます。さらに、施設では焼香や供花などの供養アイテムを用意しており、手ぶらで気軽にお参りすることができます。

永代供養の観点でも有効

永代供養の観点からも、自動搬送式納骨堂は有益です。

遺骨の承継者が不在となった場合、運営主体である寺院などが遺族に代わって永代供養してくれるケースが一般的です。寺院の永代供養により、お墓の承継に悩む人々が自動搬送式納骨堂を選ぶ動機となっています。

法事などを行う施設もある

さらに、自動搬送式納骨堂では法事や法要、そして葬儀を行う施設も存在します。

これらの宗教的な儀式を執り行う際には、納骨堂のある寺院の宗教者だけでなく、普段から付き合いのある宗教者に依頼することも可能です。

ピッキングシステムを応用した仕組み

自動搬送式納骨堂の仕組みは、工場や物流センターで使われているピッキングのシステムを応用しています。

ICカード利用時の指示に従って遺骨を収蔵庫から取り出し、参拝者のもとに迅速かつ正確に届けることができます。

自動搬入式納骨堂の費用相場

自動搬送式納骨堂を利用する際には、永代使用料(供養料)と管理費の2つの費用がかかります。

通常のお墓とは異なり、墓石代などは必要ありません。ただし、施設のメンテナンスなどに必要な管理費は、通常のお墓よりもやや高めに設定されている傾向があります。

永代使用料

永代使用料は、各施設によって異なります。土地の立地条件やアクセス、建物や施設の大きさ・設備などによって金額に差が出てきます。

一般的に、遺骨一柱につき50万円から100万円を超えることもあります。この料金には、遺骨を収蔵する厨子、骨壺代、銘板やその彫刻費、そして永代供養料などが含まれる場合もあります。

また、納める遺骨の数によっても料金が変わります。個別タイプからファミリータイプまで、さまざまなプランが用意されています。契約内容を確認し、慎重な検討が重要です。

管理費

管理費は、年間1万円から2万円程度が一般的です。

自動搬送式納骨堂の設備が最新であるため、管理費がやや高めに設定されていることが特徴です。

管理費は、施設のメンテナンスや維持管理に充てられます。自動搬送式納骨堂を選ぶ際には、永代使用料や管理費のほかにも、施設の設備やサービス内容、運営主体などを十分に考慮することが重要です。

自動搬入式納骨堂を利用するメリット・デメリット

自動搬送式納骨堂を選ぶ際のメリットとデメリットについて、詳しく見ていきましょう。

メリット

自動搬入式納骨堂を選ぶメリットとしては、まず都心部の駅から徒歩圏で行ける場所が多い点が挙げられます。

都市部においては、交通アクセスのよい場所に多くの自動搬送式納骨堂が建設されています。便利な交通アクセスにより、車を運転できない人でも便利にお参りに行くことができます。限られたスペースで多数の遺骨を納骨できるため、大きな土地が必要ありません。

そのため、都市部でも建立が可能となっています。また、通常のお墓と比べて安く購入できるのも大きなメリットです。墓石の建立費用が不要であるため、経済的負担が軽減されます。セキュリティ性が高い点もメリットのひとつです。

自動搬送式納骨堂はICカードキーによって入館が制限されており、遺骨の安全性が確保されています。天気やお手入れの心配が少ない点もメリットのひとつと言えます。施設の清掃や管理は管理者が行ってくれるため、お墓の手入れや清掃の必要がありません。

また、屋内にあるため天候に左右されず、雨の日でも気軽にお参りができます。お墓の承継者がいなくても費用の心配がない点も大きなメリットです。多くの自動搬送式納骨堂では永代供養付きのサービスが提供されており、承継者が不在でも供養が続けられます。

デメリット

一方、自動搬入式納骨堂のデメリットとして、建物の老朽化に対する不安があります。

自動搬送式納骨堂はビルの中にあるため、建物の老朽化や耐震性に不安を感じる人もいます。購入を検討する際には、建物の耐用年数や耐震性、災害時の補償などについても確認することが重要です。

また、施設によっては参拝可能な時間の制限があります。さらに、定期的なメンテナンスのために休館日が設けられている場合もあるので、施設の制限を考慮して利用する必要があります。

まとめ

自動搬入式納骨堂は、都心部に便利な立地で、遺骨を参拝者のもとへ自動で運んでくれる革新的な納骨施設です。そのメリットは多岐にわたります。たとえば、都市部に住む人々にとっては徒歩圏内でアクセス可能な場所に多く建設されており、墓石の建立費用が不要なため経済的負担が軽減されます。また、セキュリティ性が高く、施設の清掃や管理も行ってくれるため、お手入れの心配がありません。さらに、お墓の承継者が不在でも永代供養が可能な点も大きな魅力です。ただし、建物の老朽化や参拝時間の制限というデメリットには注意が必要です。自動搬入式納骨堂は、忙しい日々を送る現代社会に適した新しい供養の形式と言えるでしょう。

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